淡路島のおいしい食材
ハモ
雅な味わい、淡路島の鱧
淡路島近海で獲れるハモは、骨も皮も柔らかく、身には淡泊な中にも甘みがあります。淡路島のほぼ全域で底びき網や延縄(はえなわ)等により漁獲されています。餌となる甲殻類や魚類が豊富な海底で育った淡路島のハモの中でも、延縄で漁獲されたものは、魚体にスレ(傷)がなく、京阪神の料亭などでは最高級のハモとして珍重されています。
そもそもハモは、生命力が強く、流通の発達していない時代に、京の都にも活きたまま運ぶことが出来たため珍重されてきました。そして、活け締めしたものでないと、極端に身質・味が落ちるとされています。ハモは梅雨の水を吸っておいしくなると言われており、八坂神社の祇園祭、大阪天満宮の天神祭にはなくてはならない魚として、関西では馴染みの深い魚です。夏のイメージが強い魚ですが、秋になって脂がのり、歯ごたえ・旨みともに増したハモを「名残りハモ」と呼びます。松茸と合わせた土瓶蒸しは有名ですが、淡路島特産のたまねぎとともに味わう「はもすき」は地元ならではの「出会いもん」です。
オススメの時期
5月~10月
主なお問い合わせ先
一般社団法人淡路水交会 TEL.0799-22-0480