美食 淡路島

島の風土と日々向き合い
山海の恵みを活かしきる
和食料理人の気概に触れる

 「食の宝庫」と称される淡路島。鯛やサワラ、アワビにウニ…と、和食の礎を築いてきた魚介が、古の時代から豊富に漁獲されてきた。今もなお、四季折々にスター食材が揃い、また豊かな土壌から生まれる農産物も多く、和食を味わうに適した地である。
 今回紹介する3軒の和食店には、この恵まれた環境に甘んじない、目利きと技を持つ料理人の姿があった。日々、市場通いを欠かさないのは大前提。そこには名料亭での修業経験と島の風土をクロスオーバーさせる味づくりあり、父と息子の海の物語あり。また、伝統を守り進化を続ける、5代目店主の挑戦も。素材の味をシンプルに生かすだけではない、創意溢れる和食のひと仕事を、目で舌でぜひ確かめてほしい。

今、行きたい 至極の3店